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【ChatGPT活用の学校「飛翔」でも言えない】生成AIのデメリット

みなさんは、生成AIの賢さと便利さ。つまりメリットに目を奪われていませんか。

振り子と同様、生成AIには強烈なメリットがある一方、それと同レベルでデメリットがあります。

このデメリットを直視せず、生成AIのメリットだけを享受しようとすると、間違いなく痛い目にあいます。それは、Appleのスティーブ・ジョブズ、Microsoftのビル・ゲイツが自分の子どもに対してデジタルデバイスを制限していたことをご存じなら、容易に想像つくでしょう。

生成AIはこれまでのデジタルデバイス利用のデメリットをさらに深く拡げていきますから、デメリットをよく理解しておくことで、これからの時代の仕事や子育て、教育に活かしていきましょう。

そこで今回は、生成AIのデメリットを提示していきます。

なお、今回提示するデメリットのなかには、YOUTUBEや企業研修で活躍する生成AI系インフルエンサーや、私が入会している生成AIの学校「飛翔」でも伝えられていない内容を含みます。

ご自身、ご家族、大切な人の未来を守るために、ぜひお読みください。

目次

デメリット1:消費電力が膨大

みなさんは、生成AIによる消費電力がいかに環境負荷をかけているかご存じでしょうか。まずは、こちらの引用をご覧ください。

 2024年1月、国際エネルギー機関(IEA)は衝撃的な試算を発表した。生成AIの利用拡大を背景として、2026年に世界のデータセンターやAI、仮想通貨などによる電力消費量が2022年比で最大で2.3倍程度に膨れ上がるという。

 IEAの推計では、米OpenAI(オープンAI)のChatGPTが1回のクエリーに回答する消費電力量は2.9ワット時で、グーグル検索の約10倍に相当する。AIによる膨大な計算量を支えるためにデータセンターの消費電力量が急増し、2022年に約460テラワット時だった消費電力量が2026年に620~1050テラワット時に達するとした。1000テラワット時は日本国内の年間消費電力に匹敵する規模だ。

データセンターは「ギガワット」時代に、AI需要で電力消費が4年で倍増の危機より

ChatGPTで一回やり取りすると、Google検索10回分の電力を消費する。という研究結果もありますし、AIデータセンターの電力確保のために原発の新設が必要だといわれています。

原発の問題はテレビで放送されませんが、まだまだ問題山積み。その一方で、

生成AIは日進月歩。複雑なタスクをこなしたり、画像生成や映像生成も精度が上がっています。結果、

大きな技術革新がない限り、電力消費は右肩上がり。もちろん、NTTのように半導体の省電力研究を進めている企業・組織もありますが、省電力化されても、その浮いたぶんの電力がさらなる高度なAI処理に使われる可能性は十分あります。棚に余白があったら、埋めたくなる。パーキンソンの法則と同じです。ですから、

人が生成AIに仕事を奪われる

ならまだマシで、

人が生成AIに電力を奪われる人間そのものが不要になる

かもしれないという、今まで経験したことのないデメリットのポテンシャルが生成AIにはあるのです。

デメリット2:経験がない

生成AIの情報は過去、インターネット上にアップロードされた膨大な公開データから生成されています。ですから、AIの情報には経験が伴いません。

そのため、情報のカテゴリーによっては、どうがんばっても薄っぺらくて皮膚感覚がない回答が生成されてしまいます。

2022年以降、書籍も動画の情報も、生成AIが混ざっていて、その純度は高まってきますから、情報の受け手は意識しないと、同じような情報にしかアクセスできなくなります。

本当に大切な情報は、温故知新。インターネットがない時代から生きてきた人生の先輩たちが持っていたりします。それは、私が幅広い世代の人たちと交流していて、痛感しています。

デメリット3:事実の情報が入ってこない

生成AIの情報は過去、インターネット上にアップロードされた情報ですが、じつは『検閲』された公開データから生成されています。

YOUTUBEで再生数を伸ばしている生成AI系のインフルエンサーも、ここには触れませんが、これがAIの本質のひとつとも言えますし、警鐘を鳴らしている専門家もいます。

事実でも『検閲』で弾かれた情報は、生成AIから情報取得できない。しかし、『検閲』で弾かれた事実にこそ、私たちの根本的な悩みを解決・改善するものがあります。

生成AIへの依存度を高めると、今後そういった「大切な」情報へのアクセスがより困難になってきます。

デメリット4:本当に有益な情報は表に出ない

本当に有益な情報を持っている人は、そういった情報を表に出そうとしません。なぜなら、表に出すことで一般大衆から批判を浴びたり、損をしたり、場合によっては命を狙われるからです。

これは昔も今も、これからも変わりません。

ですから、生成AIの情報こそ有益だと妄信していると、本当に有益な情報は手に入らないケースがあるのです。これはYOUTUBEでも同じ。

本当に有益な情報は有料で入手する。これを当たり前のようにできるかどうかが、これからの時代の分かれ道となります。

ちなみに、有益な情報を有料で買うことは、大幅な時間の節約になります。たとえば、子育てにおいて大事な情報を、子育てが終わってから知るのと、子どもが3歳のときに知るのとでは、親子の人生はまったく違うものになりますよね。

これからのAI時代を生き抜くには、有益な情報にはお金を出す。

いっしょにやっていきましょう。

デメリット5:ハルシネーションで脳が破壊される

生成AIはワザとかアクシデントかわかりませんが、あたかも事実かのように淡々と、間違った情報を吐き出します。この現象をハルシネーションと言います。私たちの脳は、このハルシネーションによって破壊されるリスクがあります。

なぜなら、AIには人間が読み取る『感情』や『表情』がないからです。

人間だって、あえてウソをつくこともあります。

しかし、そのときの声のトーンや顔の表情から、間違った情報のウラを考え、本当のところどうなのか推測することができます。人間らしさは、こういった経験の積み重ねで育まれてきます。

これからの時代、とくに人生経験や知識の少ない子どもや若者が、ハルシネーションを発生させる生成AIを多用すると

情報の真偽を確かめられないのはもちろん、人間らしさの形成に問題を引き起こし、脳みそが破壊されます。

これは、テレビによる洗脳や思考力の劣化どころではない。という認識が必要です。

ちなみに、ハルシネーションと言うのが適正かわかりませんが

私は、『人物検索』だけは生成AIで行わないことをオススメしています。他の似たような名前の人と混同したり、ネット内に転がっている「ゴシップ的」な「真偽不明」の情報が紛れやすいからです。

デメリットへの対応

生成AIは、非常に便利な反面、とんでもないレベルのデメリットを抱えています。

そのデメリットへの対応はズバリ『現実を知ろうとすること』そして『自分の考えを持つこと』です。

自分の考えを持ち、実現に向けて行動する。それによって生成AIをムダ遣いせず、有効活用できると思います。

AI時代はこれまでの常識が通用しません。ぜひ自分のために、そして大切な人のために生成AIのデメリットを把握し、必要な情報取得や経験にお金を出すことをデフォルトとしていきましょう。

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